e-BOXERの衝突安全対策のお話!
インプレッサやSUBARU XV、フォレスターなどにグレード展開中のe-BOXER搭載車。発進時のスムーズな加速や軽快な走りを愉しめるe-BOXER搭載車には、モーターや高電圧バッテリー等のパーツが装備されています。そんなe-BOXER搭載車が万が一、衝突事故に遭ってしまった場合、最もケアをしないといけないのが「漏電」です。感電やショート・発熱による火災など、二次災害につながる恐れがある漏電を起こさないために、e-BOXER搭載車では二重の衝突安全対策が講じられています。
安全対策の一つ目が速やかな電流の遮断。前面衝突の場合は、エンジンルーム前端にあるセンサーが衝突による衝撃や物理的な変形による圧力から事故を検知します。そして事故と判断すると速やかにボディ後方にあるバッテリーの出力部にあるリレーを解除して電気の流れを遮断するのです。事故の衝撃によってエンジンやトランスミッションが後方へ移動したり破損したりしても、電流はすでに流れていないため、漏電することはありません。
そして、二つ目がパーツレイアウト。さまざまな衝突形態においてエンジンルーム内がどうなるか、エンジンやトランスミッションがどう動くのかを徹底的に分析し、その軌跡に保護対象となる高電圧ケーブルや高電圧が流れる関連のパーツを配置しないようにしました。トランスミッション部に繋がっている高電圧ケーブルは、衝突時にエンジンが後方に移動しても断線が起きないように長さに余裕を持たせ、さらに衝突時にエンジンブロックに挟まれないように配慮して位置が固定されています。
e-BOXER車は、このような徹底した安全対策を講じることで、万が一の事故の際もガソリン車と変わらない確かな安全性を備えています。